どうしてインフルエンザに掛かるのか?

どうしてインフルエンザに掛かるのか?

毎年のように感染する方の多いインフルエンザ。流行が始まるちょっと前の予防接種が呼びかけられいますが、それでもインフルエンザになる方もいます。場合によっては流行期間中に2回も感染する方もいるようです。
どうしてインフルエンザに感染するのでしょうか?

感染症とは病原体(ウィルス・細菌・寄生虫など)が体内に侵入し、抵抗力や耐性の無い方であればウィルスが体内で増殖することで感染症を起こします。感染力の強い病原体では発症する率が高くなります。
感染症の感染経路には主に「飛沫感染」「接触感染」「空気感染」「媒介感染」があります。
インフルエンザはこの中でも飛沫感染と接触感染によるものが多いとされています。

インフルエンザの感染経路で最も多いのが「飛沫感染」です。
「飛沫」とはくしゃみや咳をした時に飛ぶ、鼻水やつばなどの微粒子を指します。ウィルスの感染者にはこの飛沫の中に多くのウィルスが含まれています。この飛沫が人の口や鼻、目などの粘膜がある部分と接触することで体内に取り込まれてしまいます。

飛沫は水分を含んでいるため重さがあり、1~2mほど飛びますが、下に落下します。そのため、飛沫が飛んでくる近距離でくしゃみや咳をされると、インフルエンザに感染する可能性が高くなります。
飛沫感染はこのような感染経路があります。

接触感染の場合はどうでしょうか。
接触感染で多い例として、インフルエンザウィルスに感染した方が、くしゃみや咳を手で覆い飛沫が付いた手で扉やドアノブ、電車のつり革、握手などでウィルスが付着します。
これらの部分に付着したウィルスに触れた方が、その手で目や口、鼻に触ることで粘膜からウィルスが体内に侵入します。

インフルエンザウィルスは飛沫の中になくてもしばらくは感染力が保たれた状態にあります。表面に凹凸がある部分で8~12時間、表面が平坦で滑らかな部分では24~48時間と言われています。

人は意外といろいろなものに触った手で鼻や口、目に触れることが多いものです。ウィルスに触った手に目をこすったり、お菓子を食べたりすることはとても多いものです。
接触感染はこのような感染経路があります。

空気感染も少ないとはいえ、可能性がある感染経路です。
インフルエンザウィルスは飛沫の中にある場合が多く、空気を漂っていることはほとんどありません。そのためインフルエンザウィルスの空気感染は通常であれば心配はいらないとされています。

ただし、長時間換気をしない密閉された状態の部屋の場合はちょっと違ってきます。
飛沫の水分が空気中で蒸発した状態は「飛沫核」と呼ばれ、この飛沫核が空気中を漂い、人に感染するのが空気感染です。主に結核や水痘、はしかが空気感染するものとされます。

換気の悪い状態の中では、インフルエンザウィルスの入った飛沫や飛沫核が同じ場所から移動できないため、空気中の濃度が高まり、空気感染する場合があります。
学校や職場でインフルエンザが増えるのは、換気が長時間されていない状態での空気感染が原因とされます。

電車やバスも密閉された状態ではありますが、定期的に換気がされるため、飛沫が飛んでくるのを注意すればそこまで心配することはないと言われています。

さらに室内の気温が寒かったり、乾燥している状態ではさらにウィルスに感染しやすくなると言われています。

インフルエンザウィルスが流行する時期は12~3月の寒い時期です。さらに寒い時期は雨や雪が降らないと空気がとても乾燥した状態です。
インフルエンザは寒さと乾燥を好むウィルスです。高温多湿な夏にインフルエンザにかかることがないのは、そんな理由があるからです。

これらの感染経路を知り、気を付けることで、インフルエンザの感染を回避することができます。

インフルエンザの詳細