インフルエンザは鼻水に注意

例年、空気の乾燥する11月ほどから日本ではインフルエンザが流行りだします。
インフルエンザになったことのある方であればわかるかと思いますが、インフルエンザは普通の季節性風邪と違って症状が重症化しやすく、高熱はもちろん下痢や嘔吐など消化器系まで被害が及びます。
個人差はあるかと思いますが、インフルエンザになった時に頭痛が辛かった、寒気がひどかった、嘔吐がつらかった…。
そんな中で「鼻水が辛かった」と言う人はまれではないでしょうか?
今日はそんなインフルエンザと鼻水の関係について追及していきましょう。
通常の季節性による風邪であれば初期症状として、頭痛、寒気などその一般的な症状の中に鼻水もあり、あれ?風邪ひいちゃったかも。と思うでしょう。
しかしインフルエンザの場合には他の症状が強く出ており鼻水は後から出始めることが一般的だと言われています。
実際に私も人生で5.6回ほどインフルエンザになったことがありますが、思い返せば確かにそうだったなと思います。
症状が重症化している場合には、風邪の時同様に黄色や緑っぽい、ドロドロした鼻水が出る場合もあり、これは細菌と白血球が戦った証である白血球の死骸です。
このような場合には抗生物質を投与することで、症状を抑えることができます。
また冬に拡散される花粉にアレルギーを持っている方や通常の風邪で鼻水が出る場合、インフルエンザと混合しやすい特徴があります。
冒頭でもお話ししたようにインフルエンザによる鼻水は初期段階ではあまりなく、少し時間が経過してから症状が発症する特徴があります。
鼻水が出ると言ってもそれぞれの疾患によって特徴があるので覚えておきましょう。
- アレルギー性鼻炎の場合
アレルギー性鼻炎が原因で鼻水が出ている場合には、鼻水だけでなく「くしゃみ」「鼻づまり」も同時に引き起こします。
また鼻水の色や質も透明で、かつサラサラしたものが止まることなく出続けます。
場合によっては目のかゆみなども引き起こすので、このようなケースであればインフルエンザではなく花粉症を疑います。
- 通常の風邪
インフルエンザではなく風邪での鼻水の場合には、やはり感染した段階ですぐに鼻水が出始めるタイミング。
鼻水もサラサラしていたものから次第にドロドロしたものになっていきます。
インフルエンザの場合には鼻水がそこまで出ないと言う方もいらっしゃいます。
個人差はありますがインフルエンザの鼻水は、他の症状に比べてあまり重症化することはないようです。
重症化するケースはまれであっても、実際に鼻水が辛くて、休養したいのにできない!そんな方もいるはずです。
そこで薬を飲む以外でも鼻水を抑えることのできる方法を伝授しましょう。
①暖かい飲みもの
鉄板と言えば鉄板な方法ですが、やはり暖かい飲み物は効果的です。
インフルエンザによって体がウイルスと戦っている場合、身体を冷やしてしまうとウイルスが戦いやすい状態となってしまうため温めるのは基本です。
暖かい飲み物を飲んで、身体を温めてあげることで鼻水を少しでも抑えることができます。
②交感神経を刺激する
わきの下には交感神経が通っており、ここを軽く押して刺激してあげることで鼻づまりが楽になるそうです。
鼻の根元をあたためる
これは実際に私も行う方法なのですが、温めた蒸しタオルを鼻の根元においておくと、鼻腔内が広がって一時的に鼻水の量が増えますが、出し切ってしまうと止まる方法です。
インフルエンザ以外でもアレルギー性鼻炎を持っている私が行っている方法でもあるので是非試してみると良いですよ。
このように鼻水と言ってもインフルエンザが原因ではない場合もありますし、インフルエンザになっても鼻水がメインで症状が発症すると言うことはあまり考えにくいと言えます。
しかし鼻水や鼻づまりが原因でなかなか眠ることができない、そんなときは是非試してみてくださいね。