豚インフルエンザって?

鳥インフルエンザ同様に、豚もインフルエンザを発症します。
豚インフルエンザが流行すると、わたしたちの食生活にも影響することからニュースで取り上げられることも目にするのではないでしょうか?
豚インフルエンザは人間が感染するA型インフルエンザのウイルスによって引き起こす豚の急性呼吸器疾患です。
人間と同じA型インフルエンザであることから4日~7日程度で完治し、豚インフルエンザに感染したからといっても死亡率は1%程度と非常に低めです。
と言っても感染力は非常に強く、養豚場などで感染豚がいる場合には強い感染力で多くの豚が感染してしまうため、出荷が遅れてしまうなどのトラブルが多発します。
主に他の養豚場からの移動や豚舎内の湿度や温度の環境問題が原因で発症すると言われています。
また、この豚インフルエンザは豚から人へ感染することも確認されています。
人から人へ感染する人型インフルエンザと比較すると3人以上の拡大は確認されていないことから感染力はそこまで強くないと言えるものの、可能性は0%でないと判断できます。
豚インフルエンザに感染した豚は人間同様に鼻水、くしゃみなどを引き起こし、これらが飛沫することで人へも感染するとされています。
人が豚インフルエンザに感染した場合には、通常の季節性インフルエンザ同様に喉の痛み、関節痛や悪寒などが報告されており、下痢や嘔吐物から豚インフルエンザのウイルスが見つかるなど、症状はインフルエンザ同様と言えるでしょう。
場合によっては肺炎などを引き起こし、死亡例もあるので人間であっても注意しておきたいインフルエンザの一種です。
豚インフルエンザを拡大させないためには、まず養豚場の施設環境を整えながら、わたしたち人間も配慮しなければいけません。
豚は人インフルエンザや鳥インフルエンザなどのインフルエンザにも感染するためデリケートです。
しかし家畜のホームページを見る限り、根本的な対策がなく対症療法によって二次拡大を防ぐことしか現段階ではないようです。
ですが感染をこれ以上広げない、豚にインフルエンザをうつさないと言った意味では、通常のインフルエンザにも同じことが言えるように外出は控える、手洗いうがいの徹底や官憲経路となる目、口、鼻などを触らないといった事に気を付けましょう。
万一、豚インフルエンザに感染してしまった場合には、人型インフルエンザと同じように抗インフルエンザ治療薬を使うことで完治させることができます。
これも48時間以内に服用しなければ正しい効果を得ることができなくなるため、豚インフルエンザが流行している地域に住みながら、感染が確認された場合には医療機関に行って検査することをおすすめします。
さいごに豚インフルエンザが流行すると豚肉を食べたり加工食品を購入するのが怖くなってしまうかと思います。
しかし豚肉を食べたからと言って食事から豚インフルエンザに感染することはなく、適切に加工調理されたものは安全ですので安心材料と言えるでしょう。