インフルエンザの治療期間

インフルエンザの治療期間

一般的にインフルエンザにかかってしまった場合には、数日間学校や仕事は休まなければいけません。

通常の季節性風邪と比較してもインフルエンザは非常に強い感染力を持つウイルスのため、そのような人が集まる場所に行ってしまうことで健康な人にまで感染を拡大させてしまい、被害が大きくなってしまうことが想定されるためです。

そこでこの記事では、実際にインフルエンザになってしまった場合には、どれくらいの治療期間を空ければインフルエンザが体内から消えるのか、職場や学校への復帰するタイミングに関して解説していきます。

まずインフルエンザに感染した場合、ウイルスは徐々に増え始め感染後12時間経過すると最大のウイルス数になると言われています。

体調が優れずインフルエンザを疑った際に、病院に行きすぐに陽性反応が出ないのはこの潜伏する時間が関係しているためです。

感染発覚後は48時間以内にタミフルやリレンザといった抗インフルエンザ治療薬を服用することで、インフルエンザウイルスを減少傾向にする効果がありますが、ウイルスが本格的に減少し始めるのは「発症後3日後」となります。

これに伴い日を追うごとに減少を続け、熱も下がり始めます。

体調がよくなれば、学校や職場のマイナス分を早く取り返すために出たいと思うかも知れませんがこれは禁物です。

ウイルスがピーク時に比べ減少しているので体調は良くなっていきますが、体内ではまだウイルスが残っている危険があることから日本の学校法では「発症から5日後、熱が下がってから2日後」と言う原則が定められているため、個人差はあるものの熱が下がってから2日は自宅療養が必要となります。

熱が下がるタイミングは自身の免疫力部分が大きく関係しますが、おおよそ7日間は最低でも休む必要があるでしょう。

学校の場合では、前述したように学校保健法によって原則を設けられているものの、社会人になれば企業によっては無給になってしまったり、都合が合わせづらいのも本音です。

しかし自身が無理をして出社し、被害拡大してしまっては企業側としてこれ以上ない損失になります。

本日お話ししたことを頭の片隅にいれて、よく上司と相談しながら復帰するタイミングを決めると良いでしょう。

インフルエンザの詳細